昨今の電機業界を見て。

Saturday, December 1, 2012 - Posted by Knz  at 11:55 PM
新聞を読んでいて、日立と重工など、電機業界の統合、NEC, Sony, panaのリストラなど、相当、大企業もマジで気合入れて日本としての競争力を高めようとする動きが出てきた、と思う。。リストラして競争力を高めるとはいかなる事か、とリストラされた側の論理として思うのかもしれないですが、家計の財務状況が安定管理され、無駄な固定費がなければ(身の丈にあった支出で抑えららていれば)、うろたえず次を探せばいいだけだ。

とはいえ、おじさんになってからの再就職は若手ほど手軽でなく、というのは一理あるが、力さえあらばどこかの企業では必要としてくれる。結局、実績出せる人かどうか、また、それをちゃんと売り込めるか、という、基本が出来れば職を得られない、ということなんじゃないか、とぼんやり思う。日本は衰退産業が固定費高すぎるから赤字垂れ流してるんだろうから、市場の求める付加価値の変質に対応できなかったのよ、だから割安になっちゃって、今までのお金では雇えないから辞めてね、という話かと。もちろん力があり、自ら旬な産業に飛び込む、高く売れるとこにいく、という人たちはいる。だから、サムスン等中韓企業は躍進できた、という(サムスンは元々採用している人達も十分優秀だろうけど。)

何でこんな話してるかというと、会社にしがみつくようなメンタリティになってきたら、割安な自分を認め新たな付加価値をつける努力をするか、その時点で他社にいくか、という判断、行動が必要だろう、と。割安になってきた、とすると早く動かないといいポジションはどんどん、埋まって行き、会社にきられる時点で動いたらもう行ける先は大分限られてる、ということになるんだろう、と。

最近、前職のリストラ話が記事になっていたが、まさに辞めた頃には自分は相当割安になっとる、と認識していた。なので、アホらしいので辞めた。で、今はかなり高い評価、期待をしてもらえており、仕事の裁量権は前職の比ではない。待遇もかなり改善した。あの時の選択はかなりいいタイミング(丁度、採用強化が始まったあたりで、また、今ほど知名度もなく、売り手優位な感じで、いいポジションを選べた。今は大分主要なところが埋まってる感があり、今だったら自分は転職してなかったろう、と思う。)だったと思う。

また、協力会社でシニアな方を見ると、ごまかさずにちゃんと成果を出せる人は若手が大半の会社でも喜ばれるんだな、と、思う。前職でよく給料泥棒ばかりだ、と思っていたが、そういう人は殆どいない。何というか、みんながマジでやってないと、回らんのよ…ってか、回ってないとこ多いし…結構、夜遅くまでみんな頑張ってるけど、エンドレス、常に繁忙期…休み取りづらいのがやや悩み…

市場の圧力が契機とはいえ、日本の人材が流動化し、衰退、成熟分野から、成長分野、潜在力ある分野で活躍していけるようになればいいな、と強く思う。グローバルな環境で色んな国の人達と出会ったけど、日本人ほど真面目で丁寧にやろうとする人達が多い国は無いと思うので、有望市場での人材の厚みが増すことを期待していたい。

リストラされて打ちひしがれていても、大企業に入る基礎能力はあるはずなんだから、再起し、頑張ってほしいな、と思います。

人生、止まらず、前向きさ、努力を忘れず進み続ければ、道は拓けるとおもいます。