外交官。

Saturday, March 20, 2021 - Posted by Knz  at 9:28 AM
今更感あるのだが、映画、アンダルシアから戻ってアマルフィ、を見て、連ドラの外交官 黒田康作をここのところ連発で観ていた。


最後のクライマックスとか、ほんとにグッとくるようなフレーズがいくつもあったが、霜村、黒田のやりとり、ラストにそれが国連イベントのスピーチで表に出される、という流れは何とも言えない。


国益、という御旗を掲げて政治、官僚は動く。が、そのベクトルがどこに向くのか。関係国なのか、そこに生きる人、なのか。大きな違いはそこにあるのではないか。

意思決定の先やその陰にいる声なき人たち。それが国際関係の保全のために隠蔽、のような形となるときには悲劇を生む。生み出そうとせずとも、途中で軋みが出て、それが悪夢に発展し、と。


誰かが死なないと何も動かせない国って何なんだよ、という、厳密ではないかもしれないが、そのような一節は頭がスカーン、と弾かれたように印象に残る。


国家や官僚組織など、個人からするととてつもない巨大な存在を動かすには、覚醒させるには、今も昔もそれまでに失われる命がつきまとうことが多いように思う。

国連イベントのスピーチや黒田の言葉にもあったが、テロリズム、復讐というのはあってはならないこと、なのだろう。とはいえ、それが起きる背景にある声なき人の声に傾聴しない存在もまた大きな責があるのではないか。


国家や組織、といった人が作り上げた概念的なものではなく、生きる人、関係する人、そこから目を背けることなく向き合う、という、決して外交官だから必要な姿勢ではなく、ひとりの人として考えれば当たり前のこと、人を不幸せにしない、悲しませない、そういった想いを持って物事に取り組めば、誤ったベクトルに傾いていくのを少しでも避けられる可能性が高まるのではないか。


そんな国にしたくて官僚になったんじゃない。

日本を信じることを諦めない。


このような理想像のようなものかもしれないが、想い続けること、それはいつもひとつひとつの行動を戒めてくれるのではないか。




Regards,


Knz









コトバの感覚値。

Posted by Knz  at 6:22 AM
詞の重要さをこの歳になって感じる、刺さる、刺さらないが、詞によっても左右される、と思うほどよく言葉に耳を傾けるようになった、とか、動画だと思い切り詞が出てくるわけで、とすると気になる、という。


色んな曲の詞をつぶさに見ると、どうしてこんな言葉の選定になとちゃうの?とか、いや、それは選ばんでしょ?とか、ストーリーが滅茶苦茶ではないか?とか、何と言うのか、空気感、世界観のようなものが全く異質で異次元と言っていいくらい合わない、と感じるものが結構、巷にはありふれている。


英語も、いや、そりゃ無いでしょ、というのは結構あるし、英文法、最低そこは守りませんか、とか、いや、それ、使わんでしょ、そこで、とか、ツッコミどころ満載であることに最近、特に気になる。


これらを踏まえると、ざーっと詞をある程度書いて以降の推敲の精度をどれだけ高められるか、世界観を潰さずに言葉を選び切れるか、音楽とのフィッティング、英語で行くのか、日英混在、日本語だけであえていくのか、など、実は相当な選択の集積なのではないか、と思う。


そう考えると、やはり、これは、と感じる音楽というのは、詞に世界観があり、言葉にも違和感はなく、英語など言語選定も、そうだよね、と思うに至るのであり、例えばmiletさんのinside you、というのは曲も詞も良く、果てにはその人の雰囲気、ルックスまで良くて、もう神かよ、というレベルだと個人的には思うのだが、、、要はそこまでの集合体でないと成功しない、ということ、何だろう。


ランキング上位に行くものも大半よーわからん、と思うものが少なく無いが、やはりしかるべき位置にいるのは理由がある、と痛感する音楽、曲もある。


それ相応の歳になってくると、哀愁、というのか、これまではそこまで意識してこなかった部分も気になるようになる、というのか、こう書いてると、実は日々のサラリーマンの仕事で資料作成でフィードバックを受けたり、部下の資料のレビューなどでフィードバックするときの目線で詞を書いて、推敲して、ということゆえ、アウトプットとして自分以外の人に提示するときのシリアスさ、のようなものが、実は思い切り影響してるのではないか、ということにも気づく。


仕事上はワーディング、などという言葉で括られるが、詞もまさにワーディングをとことん突き詰められるか、というところが勝負なのではないか。


これが出来ないと、いくら曲が良くても、音楽としては死んでしまう、と思う。



Regards,


Knz


ネスレのメンテ対応がスゴイ。

Sunday, March 14, 2021 - Posted by Knz  at 3:58 PM
ネスプレッソのコーヒーメーカーが部屋にあるのだが、このところ調子が悪く、水曜日に修理依頼、木曜日に代替機が来て、故障分は引き取られ、本日日曜に修理済みで配送されてきた…

オマケのようにサンプルのコーヒーカプセルもついており、いたれりつくせり。

ここまで修理スピードが速いのは他社では見たことがない。代替機のレンタルが来たからひと月くらいかかるか、と思ったが、断然早かった…

故障、となると、おそらく本体で稼ぐのではなく、カプセルが稼ぐモデルゆえ、機会ロスがでかいから修理も早い、代替機も渡す、ということだとは想像するが、故障、というと客は不快なわけで、それを真っ先にリカバリすることでブランド力を強固に保つ、ということか。


私のようにカプセルが純正でなく互換メインで使う人からは想定リターンが得られないのかもしれないが…
互換カプセルの販売社からはネスレはロイヤルティを受けてるのだろうか。受けてるなら納得はいくが、そうでなければブランド力への投資だろうか。ネスレは安心のブランドゆえ、使い続けてもらいたい、ロイヤルカスタマーがリピートするのが、1番販売効率は良いから。新規獲得コストはどの企業にとっても非常に高くつくので。


Regards,



Knz

今読むと分かる音楽関連の本。

Sunday, March 7, 2021 - Posted by Knz  at 11:11 PM
音楽に向き合いたい、と書いてみて、取り敢えず
機材は十分だろう、と思いつつも憧れの音、はあったので、native instrumentsのkomplete ultimateからcollector’s editionにupgradeしてしまった。
エクスパンションがいくつか欲しい、と思っていたのと、ピアノのnoire、シンセボイス、何と言ってもストラディバリウス、アマティ等、ストリングスの名器を自分の曲に入れてみたい、というミーハーの極みを実現することに。

これで機材的には言い訳は効かないので、あとは技術が全般足りないので、ミックスだ、コードだ、マスタリングだ、編曲だ、とパラパラと部屋に長らく積むだけ積んでた本を表に出してざーーっと読んでいたが、結構読めるようになっていることに気づく。


昔よりもDAWでの作業中にエフェクターを数多くミックスに使うようになっていたので、どんなパラメーターがコンプだ、EQだ、リバーブだ、にあるのは知らず知らずの内に頭に入っていたので、読めるようになったのかと。

ただ、全く感覚で使っていたので、改めてプロの使い方を読むと、自分の無知さに呆れる…


頭でっかちになっても仕方がないが、どうにも市販の音楽と自分の曲の音の出来栄えに差を感じるので、ちゃんとミックス、マスタリングをできるようになっておきたい…まあ、プロのエンジニアには恐れ多いが、最低、人に聴いてもらうときに違和感ないレベルにしておきたい…

コードも慣れ、というか、繰り返しいろんな本で同じことを言い換えられて読んでいると段々血肉になってきてる感がある。iPadに32鍵のミニキーボード繋いで本読みながら鍵盤いじると理解できるところが増える。まあ、全部はまだ頭に入りませんが、週末に気晴らしにコツコツやろうと思います。


なんでもそうだが、こんなん絶対頭に入らん、と統計学のようなものを試験勉強がてらやり始めたときも、試験合格するくらいに理解できるようになるんだから、何度も何度も練習、書いて解いて解きまくる、実践しまくれば、いつかは分かる日が来る、と思う。
妻曰く、私が取り組んでる試験勉強の方が音楽理論より難しい、というので、であれば時間かければ分かるようになるはずだ、とかなり楽観的に構えることに。



ど真ん中しか投げられなかったのが、少し変化球も投げられますよ、となれればいいな…


Regards,


Knz

作ってから歌わせる。

Saturday, March 6, 2021 - Posted by Knz  at 11:50 AM
SAKI AIを使うスピードが遅いので、制作スピード上、合わない、という話を以前書いたが、自分で歌い、制作完了してからSAKI AIに歌わせればいい、と冷静に考えると、人に歌わせる順序と同じにすればいいだけか、と。

そうしないと、メロディー鍵盤で弾いてる暇あったら歌詞とメロディーのマッチングの方に時間を使いたいので。メロディーを鍵盤で弾けばいいじゃない、と言うのは簡単なのだが、、、わたしにはそれが著しく制作スピードを落とすことになり、そんなことやってたら浮かんだインスピレーションがまとまらない、という、、、。こう書くと、エンジニアリング、というか
DTMのスキルは決して高くない自分に気づく…騙し騙しDTMやってる感じ…逆に言うとそれでも一応曲は作れる、ということで。。完全に開き直りだが…


冒頭の点に気づいたら妙に気が楽になった、というか光明が見えてきた。


Regards,


Knz

Soundcloud上のSakiAIのデモ。

Posted by Knz  at 11:17 AM
Soundcloud上でsaki AIがリリース後、どのくらいのクオリティで皆さん作れてるのか色々物色すると、スゴイ、の一言。よくこんなに使いこなせるな、と感心を超えて尊敬…

ここまで使いこなせたらほんとにこのままリリースできるだろう、と。

私も使いこなせるように訓練かな…
wikiもご丁寧に非公式でネットにございますし…
機械が歌ってます、と言われないとほんとに普通に誰が歌ってるの?と尋ねたくなるくらいの質。

よーく聴くと、ああ、と思うのは思うが、耳をすまさなければほんとに普通に人間やろ、と。下手な歌い手よりよっぽど良い。



世の中にはほんとにスゴイ人が山ほどいるんだわな、と思い知ると同時に、ここまでできる時代になってるんだな、来るところまで来たわ、と思う。作詞作曲編曲、ミックスまでできるなら、ボーカルまでほんとに自己完結できるんですから。その先はSNSだ動画制作でネット展開だ、とほんとに昔では考えられないほどdistribution、マーケティングまでが自分のコントロールできる範囲にあるな、と。あとはほんとやるかやらないか、だけ。

となると、やる、ということしかない、ですよねえ。もういい歳だし、大きくやり残してることとして頭にいつも浮かぶのは、音楽。

音楽をほんとにやり切ってみたい(というか普段はサラリーマンの仕事あるから、それ以外の時間で)、と思う。

どこまで影響力ある、人の人生に突き刺さる音楽とか、自分がどこまでやれるのか、に非常なる興味。
理想言うとノルウェーの山奥とかで一人黙々と自宅スタジオに篭りきりで取り組みたいくらいww。



キレイな空気、景色を身近に眺めながら、喧騒からは遠く離れた世界でただただ音楽に向き合う。



究極の幸せはそんなことなのかもねえ。

現実は働きバチ無しでは生きれまへんが。




Regards,


Knz