やたら辞める人が多い時に考えたこと。

Posted by Knz  at 12:25 AM
ここ半年くらい、知っている人達の退職者が明らかに増えてきた。通説として年齢的に転職しにくくなる頃だろうし、早めに次へ、という話だが、今日、既に退職した人から聞いた理由は相当納得感があり、かなり頭をガツンとやられた。やはり会社の向いてる方向性、足元の業績動向には納得できる、できない、という点に相当な乖離が個人レベルではあるもんだ、と。業績がイケイケどんどんだと出来ることも多いし、結果も出やすく面白いんだろうけども、何やってんだかよーわからん、となってくると、ああ、人はこうもサックリと切り替えて次に行ってしまうのね、と思う日々。

ある人は会計事務所開くための修行にでると、と。ある人は海外で会計事務所立ち上げると。ある人はもう体が持たんので、きつくないコンサルに戻ると。ある人は上に上がれんでこりゃいかんと金融機関に戻ると。ある人は営業やらせてくれる会社に転じると。


明らかに今の働く業界はピークアウトしたように見えており、次なる打ち手を打って打って打ちまくる、という状況ではあるが、果たしてネットビジネスとはシリコンバレーをウォッチしてるメディアを見てれば分かるように星の数ほどサービスが生まれ、そこからほんの少しだけ成功が生まれてくる、という世界。ただ、当たると信じられないくらいのスピードで成長し、収益性も半端ない、というものになるのもほんと。旧来の産業よりはずっとR&D的なコストの要求水準は低いものの、もし当たらなければ既存事業はダダ落ちに、新事業への投資ばかりが先行し、あいやー、ついには営業赤字でっか、ということにもなりかねない。


多分、安定した会社から来た人ほどこういう一か八か、的なビジネスは怖いのではいかと。


その収益性の落ちるスピードたるや、インフラ系支える事業の比では無いです。前職で見てきた下降カーブは思えば遥かに緩やかだった。


成長軌道の真っ只中に飛び込み、激動の二年が経過し、担当エリアはかなり戦略的なエリアになってきて、大変スキル獲得上はいい軌道に乗れている感はあるが、これから一年後、果たして残るか残らんか、という思考に私もなるか。

少なくとも見えてる半年間で経験しておきたいことはした上で、チャレンジングさが足りないと、流石に私も進退を考えざるを得ないかもしれない。


というか、今日話した人から、


趣味に取り組む時間を取りたい。今度は取れそう。裁量権は少なくなるだろうけど、プライベートでやりたいことができそう


という話を聞いた時には、何て羨ましいことを言うんだ、と思ってしまった…


上司の体調不良を自分でリカばるため、決算発表前に二日連続タクシーで都内から自宅に帰る、ということがあり、さらに私の上司は私に彼のポジションを引き継ぎたい、という話すら出てる中、役員陣も本部長も異様にダイレクトに依頼事項を激増させており、求められるスキルも相当なストレッチを求められる今日、何とも個人的に思い始めたこととは相反するベクトルの向き方をしている、と思う…


息子と平日の朝だけでなく、夜も会えるような仕事にまた戻りたいね、というのは正直思う。大きくなってきて、話せるようになってきた今、毎日の出来事に耳を傾けていければなあ、と思う…


ただ、若くて体力があるうちに身につけておいたほうがいいこともあるのは事実。



最近忙しさのレベルと仕事のレベルが上がりまくっており、やや疲れたのかもしれない…ちょうど二年前に転職後間もない時期にインプット中心だった頃のような局面だし、さらに程度が上がり未体験ゾーンだと、もはや疲れた時は取り敢えず休養し、英気を養い、取り敢えず目の前の事から目を逸らさずに突き進み、また慣れてきたら考えよう、と今は総括したい。


かなり久々にブログ書いてみたが、それは前述のように自分のレベルを急角度で上げねばならない時期にあり、土日は本ばかり買い込みは読んで、というスーパーインプットに費やしてばかりであったためである…そんなん知らんがな、と言われそうだが、取り敢えず一人ごちてでもおかんと頭イカれてくるので、書いてみた。


ネットすると、今、大変なんよ、という話。



regards,


kenji