金魚妻。

Sunday, February 20, 2022 - Posted by Knz  at 8:30 PM
不倫、とかは好きではなく(誰でもそうだろうが…)、興味の範疇外、と思って観ないつもりだが、観てしまった、というか、一気に土日で観てしまった。



スタイリッシュに描いており、内容はトンデモ、な内容を含むが、そこまで後味の悪さはない。



むしろ、こう、スパっと、ドロドロ、ダラダラ、ジメジメ、ではなく、綺麗に描くことも可能なテーマか、と意外性あり。


無理せず貫きたいもの、大事にしたいもの、ほんとに心が揺さぶられるものに、ただ、真っ直ぐに向き合う、という、当たり前のことがひとつ、貫かれて描かれていたから気持ち悪さのようなものが無かった、ということか。



別れるなら別れる。別れても大事なもの、大切なものを思い出したら、また少し戻る。そしてまた始める。




人生、こんな一進一退、に見えることを、本人としては前進してることが連なっていくようなものではないか。



悪く言えば放置、よく言えば信じる、任せる。



空気のようなものが実は呼吸に不可欠な酸素。



スッキリしないものをスッキリできるようにする。




当たり前のことを当たり前にできる、実現できる。




そういう、ある種自然な営みが描けているものではないか。


だからどこか清々しい。




Regards,




Knz


楽になる、なんてことは無い。

Saturday, February 19, 2022 - Posted by Knz  at 7:55 PM

新卒や若い頃は上司になる人は下に仕事振れて楽だよなあ、もっと現場で手を動かして身のある仕事しろよ
とか思っていた。




今はそれは何も知らない浅はかな勘違いだった、と思う。



部下には落とさないものでしゃかりきで考えて手を動かして、という仕事がかなりのボリュームで存在する。

その上で、部下には振れたらいいもので要求水準に満たないものは自分がリカバリする、ケツを拭く必要かがある。



チョンボがあれば自分だろうが部下だろうが関係ない。自分の所管であれば頭を下げて次回以降、繰り返すことは許されない。


もし出来なければ更迭、クビ、である。



このようなプレッシャーがある、とは若い頃にはつゆほども理解していなかった。



なんでもそうだが、自分が体験しないと真には分からんのだ。



自分の役割ごとに違う悩み、難易度がある。



自分が一番大変、とか思う人がいたら、それは大間違いだ、と今は思う。



社長だろうが、社員だろうが、そのレベル感は違えど、得られる喜び、その裏にある葛藤や苦しみ、悩みの数々は存在する、というのは変わりないのでは無いか。



楽してカネなんて稼げない。



対価は苦労の裏返し。



苦労の大きさ、難易度に応じて対価は払われるのだ、という当たり前のことをつくづく思う。





Regards,



Knz