再び転職、かも。

Saturday, February 22, 2014 - Posted by Knz  at 11:33 PM

年末にある会社から誘いを受け、年明けに履歴書を、送り、先月末の一次面接、先週に二次面接で三名一気にお会いし、オファーが出た。オファーの中身は来週の面談で聞くのだが、何ともトントン拍子に進んでエージェントも驚いていた。100人受けて3人くらいしか通過しないんだそうで…


外資から国内系ベンチャーに来て、もしオファーを受けるなら次は外資ベンチャーである。ベンチャー、とはもう言わないかもしれないが、日本での設立からはさして今いる会社と変わらんので、また、面接でもまだ発展途上なところはあるとお聞きしており、体感するのはベンチャー的な混沌かと推測している。


日本の景気回復が著しいようだが、どうやら私の今いる会社はそうしたマクロとは関係ないビジネスであり、ひとえに人のエンタメ需要がどう移ろうのか、競争環境がどう変化するのかに大きく左右される。


右肩上がりで来続けた中で入社し、グローバルなオペレーションを板につかせるまで、また、日本の混沌を少しでも理想に近づけ、と奮闘してきた2年半ではあったが、何ともマインドがよく、優秀な人達に囲まれ、様々な仕事も出来、日本企業の本社、企画という稀有な経験ができたことは、本当に運が良かったとしかいいようがない。

一方、3年ごとに仕事を変えてきた(社内異動一度を含む)私にとり、次をどうするか、というのは考えに考えてきた。というか、オファーの内容次第では転職しない、という選択肢も有り得るので、どうなるか分からんのだが、そのくらいまだ考えあぐねている。要は将来を見据えて次の3年をどう過ごすか、その分岐点としては極めて重要な意思決定になるのが今回である。


もしオファーを受けれは目指す方向性は間違いなくCFOである。ごりごりのファイナンス畑を突き進むことになる。

もしオファーを受けなければ、恐らく今、提案渦中にある、新規事業を立ち上げ、その責任者としてのキャリアを歩んでいく可能性が高い。もしくは、ある事業本部でひたすら新規事業を立ち上げ支援する、という、かなりキャリアの方向性を変えることになる、と思う。


企画にいるとほんとに色んな事を期待されるし、飽きやすい私には願ってもないくらい雑多に特務型業務をやる機会が多い。元々、ファイナンス軸でキャリアを積んできて、何で今新規事業策定なんてしてんねん、という話なのだが、中期経営計画策定中に、将来を見据えると、どう考えても莫大な収益を生み出す事業をいくつも立ち上げ、成功させていかねばならないことが明らかで、ある執行役員と話している中でいつしか、新規事業を考えてくれ、という話になり、なぜかやったこともない新規事業策定をしている、というムチャ振り大好きな企業ならではの展開。

まあ、もともとMBA目指していたときは起業したいねえ、という気持ちでいっぱいで(今も考えてるが)、けっこうやりたかったエリアなのでいいんだが、恐らく長い目で見て、今、走り始めている仕事の中身は、きっと自分は事業運営サイドに突き進んでいく端緒になってるなあ、と。果たして将来、ファイナンス色が全くなく、ってことで勝負していけるんだっけ?、という漠然とした不安は無くはない。このままいっていいんだろうか、という不安があったからこそ、転職活動を気になる一社に限りしたんかな、と。


奥さんは給料重視ではなく、ほんとにやり続けたい仕事はどっちにありそうか、という点にフォーカスして選んでくれ、という点のみいわれており、一家の大黒柱としては何のプレッシャーも無いので、ほんとにあとは私がどうしたいかだけ。


でもものすごく本音を言ってみると、やはり巡航速度が安定しており、伸び幅も市場平均の倍で伸び続ける会社で転職なんか考えなくていい環境できっちり積み上げて行くキャリア、それに基づく経済面でのベネフィットというオプションは、家族を養ってかなければならない身としてやはり魅力的だ、というのは否めない。ぶっちゃけ子供が大きくなるにつれ、先立つ物は増えていくわけで、それに対する不安はほぼなくなる、というのは、空気みたいなものを当たり前にし続けられそう、という点でやはり掴みに行く可能性が高い。


来週末はオファーレターの中身見ながら悩んでいるかなー、と思います。


regards,


kenji