ぽかりと穴。

Monday, May 5, 2014 - Posted by Knz  at 10:28 PM
転職してはや3週目。

周りの人は優秀、待遇にも申し分なし、会社の業績もよし、とこれ以上は無いだろう、というくらいの状況ではあると思う。

だが、何と言うか、前に転職したとき以上にぽっかりと心に穴が空いたようだ。


激務ではあったが、いつも苦しさの中に笑いが絶えず、若い人達の溢れんばかりの気勢というか、ほんとに前の職場はいい職場だったんだなあ、と思う。なぜ最後の挨拶をしたときに、あんなにこみ上げるものがあったのか、今は分かるかな。


年齢を経て、その時々に適する環境はあるというのは事実で、いい、悪いをさておいて、環境的に適しているのは今の職場であることに疑いはないし、その意味で後悔もない。


ただ、もうあの情熱は二度と味わえないかなあ、と思うと少しさみしくもある。


文字通り突っ走り続けた三年弱で、最後の方は夜中まで仕事する日々ばかりだったけど、東京タワーの光を遠目に見ながら表参道から外苑前にかけて、ふらふらになりながらタクシー探した夜とか、何か青春だったな、と思う。





一昨日、実家に帰省し、母から問われた言葉。



あなたは結局何がしたいの?



ものすごくストレートな問で、ものすごく胸に響いた問。



正直言えば、情熱はさておいて、合理的に判断したとしか言いようが無い。



やはり独身のときとは判断の軸が違う。



トレードオフなんだけども、やはり情熱的に何かに打ち込める日々というのは幸せなことなんだなあ、とぼんやり思う。



regards,



kenji