急がない旅。

Monday, August 31, 2015 - Posted by Knz  at 10:06 PM
毎年、この時期は家族旅行をする。私が子供の頃は親がそうしてくれたからだ。

今思い返せば、時代は大企業サラリーマンの福利厚生絶頂期であり、いつも父の勤める会社の保養所か契約している宿泊施設で安くあげていたのだろうが、どんなことがあっても毎年どこかに連れて行ってもらった、という記憶は残っている。とすると、体に染み付いてるんので、自分の家族にもそうしてあげたい、という気持ちになる。

ただ、私は少々わがままで福利施設では満足し難いので、普通にネットでいいな、と思う宿を探す。となるとコスト的には跳ね上がる。ただ、私はそこで過ごす時間の満足感の方が大事だ、と思うので、ある意味一点豪華主義である。

我が家は家は買ったが車は買わない、というポリシーを貫いてるので、ファミリー世帯に付き物の車はへの経費が軽い。その分が旅行と自己投資、趣味、教育、家族に関する贅沢費用に回せる、という構図。使っている金額は恐らく車を持っているときの金額とさして変わらないだろうが、経済的な豊さの肌感覚は、現年収より高い水準だと思う。それだけ車を保有するコストというのは何度計算しても高い。単に私と妻がケチなだけかもしれないが、二人ともgo signを出さないんで、未だにレンタカーとカーシェアで回している。

かなり話がそれきてきたが、、、元に戻すと、急がない旅、というのが、個人旅行と家族旅行のような複数人旅行のハッピーな旅の秘訣ではないか、と。

私の父も私もそうなのだが、とにかく一緒に行く人を振り回しまくり、あれこれ色んなところに行きまくる忙しない旅を複数人旅行で実践するとほぼ間違いなく破綻する。母が旅行の度に父に切れていたが、全く同じ構図が我が家でも起きている。昨年の北陸では目が当てられまいくら破綻し、日数と行く場所を減らした今回でも妻はプチ切れていたので、だめだこりゃ、と。

息子が1歳半ときにいった葉山は凄い穏やかに過ぎたのだが、あれは一泊二日で、初日が八景島のみ、次の日は朝、海岸を散歩し、アンパンマンミュージアム、というものすごくシンプルな旅程。このくらいでないと、子供が疲労困憊になり、もう疲れた、帰りたい、の連呼になり、妻が不機嫌になり、私も気分最悪、という負のスパイラルに突入するので、キーは子供が疲れない程度でかつ子供が楽しめるところ、という旅程になり、パパは全くもってエンジョイしきれない、ということが究極。

ということで、ガシガシ行きたいのは私だけなので、来年から家族旅行は軽め、近場、個人旅行で私だけどこかに縦横無尽に行く、というアプローチに切り替えようかと。ついて来たい、という、まで分割したほうがお互いいいのではないか、と、半ば悟りの境地に。

Regards,

Kenji