最終出社日。

Friday, August 21, 2015 - Posted by Knz  at 10:02 PM
今朝、会社に行き、色々事務手続きを経て、昼飯を同じ部署の人たちと食べ
最終出社日を終えた。

あっけないくらいアッサリしており、流石は外資か。特に入りも出も半端ないところなので、日常の光景となっているせいもあるか。

あまり長くは居なかったので、私も前職のようなウエットなものは感じないが、結構意外だったのは、毎日会話していた事業側の人たちはほんとにビックリした!、何で居なくなるんすか⁈とか、いう反応で逆に面食らった。ほんとに毎日のように色んな依頼や相談を捌いてきたので、結構重宝されていたのかも知れず、貢献度合が確認できたのは良かった。

行き先でどうなるか分からんので、まだ数人にしかオープンにしていないため、すげー色んな憶測をしている人たちもおり、そんなに人のこと気にすんなや、と思いましたが、結構な数の人が自分と比べたがるんだな、と改めて思いました。どーでもえーやん、人のことなんか、と思うマイペースな私はかなり違和感を感じていた。比較しても自分は自分で変えない限り変わらんし。


昨日、私を転職先に導いたエージェントとランチした。転職のプロセス中、凄まじい時間を彼とのメール、電話に費やしたし、彼の同僚が担当していたもう一つの内定先との転職プロセスもあわせると、通信料がいつもの5割増しくらいになってたくらい。

彼の凄まじい勢いでセットされた1日での最終面接とか、その後のパートナーとの面談とか、彼がいなければ転職先には行かないので彼には感謝している。夜遅くや土日も彼と何度も話したし、その上での決断は、やはり今考えてみても妥当だった、と思う。最後は感覚でしかなかったが、彼がカウンターオファーを貰ってこなければ、行くことはなかったと思う。

結構会ってみると、思ったより人懐こく、いい奴だった。今付き合ってるガールフレンドを今度、実家のロンドンに連れて行き(ちなみに彼はインド人)、結婚するかも!とか聞いてないのにすげープライベートなこと話してきたり、何でんなことオレに言うんだか、と思いながら笑ってしまった。

それにしても、当初は彼でなく、ドイツ人の別の担当者とのやりとりが盛んだったので、彼の担当先に行かないことを切り出した時はほんとに申し訳なかった。最後の意思決定する前に、勤務先近くにまでインプットしに来てくれたが、あまりにオファーの内容と、絶対にきて欲しい、という企業側の姿勢が違い過ぎた。無いことを祈るが、また機会があれば彼には相談できれば、と思う。すごくクライアント想いだし、候補者にも細かいところまで対応が丁寧だった。エージェントも数多いるので、どうしようもない人ははよ見切ることも、今回改めて認識を強くした。シニアになってくると、そもそも信頼できるコンサルタントとでないと、とてもタフなプロセスを乗り切る自信がもてない。


話を元に戻し、退職した方での学び。今日、色んな文書を処分するときに、すげー色んなものに触れた一年半であった、と思った。 

毎日の勤務時間は前の会社の半分くらいのかなりワークライフバランスが良すぎるくらいの生活だったが、繰り返す仕事はとにかくオートメーションし二度と同じことはやらない、という強い姿勢と、頭を使うことと、数多あるメトリクスを見て、自分でもデータをとり、分析し、課題をあぶり出し現場に改善提案を持ち込む、と、いうドライブしてかなければならない、というプレッシャーと、周りが皆極めて優秀な集団で、その中で一際バリューを出さねば、という日々は、結果として相当充実していたのかもしれない、と思った。ノートへの書き込みは膨大だし、契約書や社内のドキュメントもめちゃくちゃ読み倒したので、日々、ほぼ外国みたいな環境で過ごし続け、地味に実務レベルでの英語力も伸びたし、濃い一年半だった。

すげー辞めるの早いからもっと何も身についてないかな、と思ったが、多分、普通の会社の倍くらいのスピードと量はあったから、そんなに実り小さいものではないな、とやや安心した。

来月からは総合格闘技のような世界に飛び込んで、何やるか分からん、というのが今からハラハラする。色んなアジェンダを捌けるようになり、コンサルタントのスキルも身につけ、将来、シニアなマネジメントになっても不足無い力を身につけられれば、と思う。


とりあえず自分にお疲れ様でした、な夜。

regards,


Kenji