7つの会議。

Monday, September 23, 2013 - Posted by Knz  at 9:14 PM


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池井戸潤の作品になぜこんなに夢中になっているのか、自分でも不思議だ。恐らく、これ程ドラマティックでないにしても、大組織にいた人なら分かる理屈がある。別に不正に手を染めていた、という話ではなく、大人の論理というか、一人の人間として、はたと考えて同じ結論を自分は支持するだろうか、俺は何をしてんだ、と思う節が一度や二度でないとき、その時の情景が非常にリアリティ溢れるのだ。

ではなぜリアリティがあると惹きつけられるか。

恐らくその情景を見た時にどう向き合うのか、という苦悩やプロセスに、ああ、そうだよな、そうでなきゃいかんよな、正論はそうだ、とか、一人の人間として正しい選択肢を愚直に突き進もうとする、その様が精悍と思えるし、胸を熱くするのだ。共感に近いだろうか。


こう書いてると、益々ああ、何なんだろうな、って思うな。



regards,

kenji