シャーロック。

Saturday, January 16, 2021 - Posted by Knz  at 9:10 AM
ミス・シャーロックなる連ドラを昨晩、仕事後に見始めて、結局3時くらいまで通しで観切ってしまった…
ドラマは次が気になると、結構通しで観てしまう。動画配信の時代になると簡単にそれができてしまうし…


竹内結子さんのドラマ、映画を年内、試験が終わってから集中的に観ている、のだが、新旧、諸々の出演作を振り返ると、スタンダードな役もやるが、結構、後年はキワドイ役を器用にこなしている、と感じる。チープな言い回しになるが、さながらカメレオンのよう。


多様な役回りを、恐らく自己解釈のセンスが相当いい、もしくは、または加えてなのか、周囲のスタッフの演出や監督などのアドバイスの吸収力が凄まじく高いか、ということと推察するが、後年の作品になればなるほど、かなり個性の異なる、また、難易度の高い表現が出来るようになっているのではないか。 

ひょっとすると、そういう、どこか一般社会ではスポットが当たらないが、非常に稀有な職業や人生を歩む人がおり、それを自分で演じてみたい、という、ニッチというか、メジャーな人ではあるが、かなりアウトローな志向であった、もしくはそういう個性をもつ女優、と業界で認識され、そうした仕事が数多く来た、ということなのか。

今となっては、というか、仮に現役であっても知る由は無いのだが、どこか、気になる、という存在感のあるひとと思う。

他の人ではあまり感じることは少ないが、声と雰囲気が独特のものがあり、ふんわりした雰囲気の時は何とも言えない穏やかさのようなものを感じる。一方、際どい役回りのものは、普段はなんじゃこりゃ、みたいな風情でも、どこか芯が通った人物像、というか、ここぞ、というときには、全然違うストーリー、役なのだが、同じものを感じるひたむきさ、真剣さ、セリフを通じ、世の中や人生観に対しての想いをぶつけてきている、というのか、際立ったコアなインパクト、というのか、ある種強烈な印象が残る。


今回観た、サイドカーと犬、ストロベリーナイツ、段田凛など演じた後の年代、比較的最近のミス・シャーロック、イノセントデイズ、弁護士Queenとかはカメレオン度合いにさらにエッジが効いている。今も健在なら、もっとその先、発展の軌跡を観れたのだろうな、と改めて残念至極である。


あまり放送分野は詳しく無いが、テレビで観れるものより、WOWOW、ネット配信もの、の方は映画以上に制約が外れて、好き放題やれるのか、作風が際どいものが多い気がする… スリラー、とかだとホラー並みの描写もあるなあ、、、と、一般のテレビ局は凄まじくリーチ力が高い故の自己制限のようなものが多分結構あるんでしょうね…


Regards,

Knz