コンサルファームで学んだこと。

Friday, January 18, 2019 - Posted by Knz  at 9:55 PM
金曜夜に日本酒飲みながらぼんやり考えていた。


コンサルファームで学んだことは数知れず、
いつの現場でも役立つだろう、と思うことは
かなり最近多い。

アライアンスだ、社内で議論だ、とファシリテーション、課題解決、仮説思考、スライドに整理した事項を
伝わるようにまとめ、エクセルは見た人にわかりやすいよう構成する。

何だかんだ、よく、現役時代に総合格闘技みたいな仕事だ、と書いた記憶があるが、格闘技に死ぬ気で取り組んできた経験はかなりでかい。


どういうときに?、というと、やはり、多数の利害関係者が絡み、言葉だけだと空中戦になることは多いが、スライド、スプレッドシートに落として具体的なたたき台に基づいて議論すると、結論も次の打ち手までもかなり速い。


これらがファームに入る前はできなかったが、ファームを出ようというときには身体に染み付いていたので、基本動作としてこれらが当然にできるのはファーム内でもアドバンテージを感じたが、普通の会社に来ると(とはいえリーダークラスはプロフェッショナルファームや大手出身が多いが。)、彼我の差を感じる。


前置きがかなり長くなったが、もう少し細かい話で行くと、専門性を売りにする集団なので、より個々人の得意分野にフォーカスして仕事ができるよう、コンサルファームのマネージャー以上は求められていたという理解で、それを当然としたマネジメントスタイルはファームでなくても有効、と最近殊に思う。

部下になるひとの得意分野を見極め、自分は部下の不得意なところを自分が得意だろうが何だろうが埋める、というスタンス、要は自分が最後の砦で自分が最後のステージにいれば何だろうが突破する、というスタンスでやっていれば、部下は生き生きと、気づけば言われなくてもバリバリ考えて少しずつだが動けるようになってくれる気がする。

マネジメント経験とコンサル、その前の会社の経験から起算してそれなりの年数になってきたが、コンサルファームで当然としていたマネジメントスタイルが最も今のところは上手くいくやり方、と思う。


プレーヤーとしても、マネジメントとしても、いい経験をさせてもらったなあ、と辞めて半年経過する今、しみじみ思うものである。



regards,



Knz