最後のone on one.

Monday, March 30, 2015 - Posted by Knz  at 11:36 PM
今の会社に採用してくれた、鬼マネージャーと最後のone on oneだった。

鬼、には色んな意味があり、文字通り鬼厳しいので、しこたま言葉のボコられを経て、さらにボコるだけある、鬼仕事出来すぎ働きすぎ、という面もあり、明日で部下としては最後、と思うと、何か寂しい気もして、何とも私は無いものねだりである。真性マゾなのかもしれないが、人生でちゃんとした人と仕事をしたい、という職業人生にしてきたつもりで、今の会社に入るのも現在の上司はちゃんとした人だろう、と思い込んで入ったので、まあ、こうなることはある程度想定はできていた。しこたまやり込んだので、今引き継いでいるときには、やはりいきなり最高峰の部署にいたんだな、とは思う。舐めすぎるとまた痛い目に合うが、今よりは楽そうな新しい部署での仕事は恐らくカバー範囲をどんどん広げないと面白くなさそう。今は嫌でも降ってきた、というか、今思い返すと相当な無茶ぶりをこなしてきたと思う。前の会社でトップマネジメントからの無茶ぶりをさばいてきた経験がなければキツかった…というかそれでもキツかったから、やはりヘッジファンドで働いていた人というのはそれなりのクオリティである。ファイナンスとしてのスキルは完敗で、どの面をとっても上司が秀でており、今まであまりエクセルで負けた、と思うことはなかったが、上司からはエクセルだけでなく、SQLについてもかなり盗ませてもらったので、ゆえにそうした基礎的なハードスキルでも負けていたと言わざるを得ない。今はそれらを盗みまくったので、かなりの財産ではあるが。ちなみに上司もそれを当然認識しているだろうに、私の一番のスキルは他の部署とのやりとりで全く問題を起こさないこと、だそうで、結構外資を渡り歩いてきたファイナンスの方々は個性が強い人が多いので、他の部署と上手くやれない人というのはちらほらいるらしく、そういう人が部下になると後処理が大変で困る、とのこと。何ともファイナンスとして入社してるのに、ソフト面だけ褒められ複雑だが、ほんとにファイナンススキルでは完敗なので仕方がない。

ただ、プロマネ、リーダーシップ、コーチングという観点では最初に入った会社で一番お世話になった上司が今でもロールモデル。部下によく目を配り、全体をかなり細かいレベルまできっちり把握し、キャリアディベロップメントなどにも適切な対応をしていたし、ゆえに部下のモチベーションは皆相応に高かったし、チームワークもよく機能していたと思う。案件もぐいぐい引っ張るし、おまけにプレゼン能力も政治力も高いので、若くして部長にスピード昇進していたのは驚いた。先日、その会社で働いていた先輩がオーストラリア赴任から帰任されたそうで、今度三人で会おう、という話はまことにたのしみ。

かなり脱線したけども、今度の部署は上司はアメリカ人(日本人の奥さんのため日本採用)で同僚は海外留学組なので、いきなりインターナショナルな感じ。。。前二社では英語は出来る方、と認知されていたけども、今は多分皆海外経験が長いか帰国子女か外人、という感じでドメな私はかなり英語劣等生なので、言語面でもがんばらねばです。


娘もあと一月半くらいで生まれるし、パパがんばらんと。


明日は上司に御礼をせねば。



regards,

Kenji