若さゆえかのほとばしる情熱
向こう見ずで、二人以外には何が正しいのかなど判断の余地を見出せず
でも絶対的に超えてはならない一線を超えたときには、他の物事のように少しずつでも綻んでいき、いつかは修復しようのないほどまでに崩れ落ち、やがて紡いだ絆は儚くも弊えていく
なぜあんなに愛した、愛されたのに破綻したのか
その疑問には、小さな綻びは修復できるものとそうめないものがあり、綻びを丁寧に諫めてやること、お互いをまた信じてよい、信じることが二人にとって幸いである、と再び感じることができるようになれれば、別の未来があったのかもしれない
今は当時を振り返り、それなりに経験値も増えた中で考え、気持ちを整理することしかできないが、別れた後、数ヶ月後にやはり謝ろう、と最期に電話で謝っておいたことが唯一の正しい行為、やっておいてよかった、やっておかなければ一生悔いたのではないか、と、今なお思う
最期に話した時をもってお互いの時間は止まったまま
お互い、どんなその後を歩んだのか、他の人には他愛もないことを当事者は気にするものだ
今を生きるしかない、というのが厳然たる現実、か。
Regards,
Knz