曲の作り方。

Sunday, March 13, 2016 - Posted by Knz  at 12:01 AM
ここまで落ちきったか…と唖然としたが、2014/1以来、制作していない(厳密には数度トライしたが完成させたものはない)ことに気づいた…作るペースを最低年に一つは作る、としていたが、それすらデコミット…まあUSCPAだの、その間に二回も転職してたらそうなります…

何故こうも作れなくなったのか、というと、まとまった時間を確保しにくかったのもあるが、作り方を忘れてしまっていた、という非常に情けない理由である可能性が高い、と思うに至った。

作り方、というのは、まず描きたい世界観を詞をつらつら書いていき、それを口ずさみながら、何となく合いそうなコード進行でミロディつけながら歌ってみる、という、やり方。世界観はインプットが少なくとも複数の映画や小説などのプロット、果てには自身の体験を振り返ることも混在させたもの。この世界観を踏まえて曲のスケッチのようなことをシンセと鼻唄でやり、携帯のボイスメモに録り重ねていく(マルチトラック、という意味でなく、単なる弾き語り)。

この方法が優れているのは、表現したい世界観を即席で作り始め、うまくいけばサビを作り、A、Bメロまで作りあげていくこともできること。というかインプットして、詞をメモに落とすレベルまでイメージ出来ていたら、もう曲に落とし込んでいける、恐らく自分の手法の中では最短で曲を作れる。

ただし、恐らく日々いい音楽を探し、聴き重ねる、という不断のインプットをしていることが何よりベースになっていると思う。特にアレンジとかメロディラインとかは直近で聴いた音楽に相当影響を受ける、というか受けた内容にしないといつまでも昭和のままである…

このやり方で作らず、いきなり楽器をガチャガチャいじり、何となく曲らしきものができても、多くは過去の焼き直し的な、自分の殻を全く出ていない、つまらん曲しかできていない可能性が高い。現に妻に先週、シンセのみでつくったものをいくつか聴かせたら、音の傾向が古い、と一蹴され、かなり凹んだ…

が、そのお陰でどうやったらうまく曲が作れていたかを思い出した。

相当調子いいときは楽器だけでも我ながらすげーいいな、これ、というのを作れることもあるが、創作に集中できる時間があまり無い中では、上記の手法で取っ掛かるのが一番ストレスがないと思われる。

ようやくアマチュアとしてはやたらハイスペックなミニスタジオみたいのを構築したので(一応、プロ仕様機材を散りばめ、Mac proやソフト音源、DAWにソフトエフェクトや増設メモリに加え、HDDなど周辺機器とか、過去に買ったハードシンセ、音源など合わせて積算すると100万円近く累積で投じたと思われる…恐ろしい…)、かなりウキウキでひとり作業に励めている。金に余裕がないときはひたすら制約下で工夫し悪戦苦闘していたが、諸々効率的かつ、高品質なものをアウトプットできる環境ではある。大人買いも甚だしい…

今年は数曲作れるのを目指し、以前書いた将来計画に少しでも近づきたい。

都内の喧騒から離れた地域に済み、独立して稼ぎつつ、音楽に注ぐ時間を増やしていけたらええなあ…



regards,


knz