こういう記事見ると、退職金、とはかなり効率悪そうだ…と思わざるを得ない…
退職金を支払う企業サイドはどういう経済環境下かによらず、運用資産分を売却し、退職者に退職金を支払う。
退職者は受け取った退職金が巨額で、いきなり運用商品に突っ込む…積立投資などしているとドルコスト平均法が使えるが、巨額資金だとしにくい…退職時から積立てを始めることも考えられるが、キャッシュインフローが入って来なくなるので、取り崩すしかなくなる。しかもこの記事でいう数千万など、現役並みの生活してたら数年くらいでなくなるような金額ではないか。もっても10年か。
とすると、その先どうするのか。
長寿リスクに晒されまくり、そのexposureたるや身の毛もよだつレベル。国民のいくらかがこの記事のような金融リテラシーの低い人だとすると、それだけで社会保障コストはドンドン高まりそうで、この国は大丈夫か?と思わざるを得ない。投信の購入時に3.3%も抜かれてることに気づかない、そもそも、ネット証券なら無料になってるような販売手数料が、窓口にわざわざ出向いてさらに抜かれ放題抜かれてる、と側から見るとアホか、と言わざるを得ないような有り様である。
長期でcashflowのプロジェクションをしたうえで、どう暮らすのか、自分と妻の長寿化リスクをどう見積もり、どう対処するのか。子供や親族に頼るなんてもってのほかで、自己防衛はつぶさに経済環境を見据え対応せねば。
Regards,
Knz