スタイリッシュに描いており、内容はトンデモ、な内容を含むが、そこまで後味の悪さはない。
むしろ、こう、スパっと、ドロドロ、ダラダラ、ジメジメ、ではなく、綺麗に描くことも可能なテーマか、と意外性あり。
無理せず貫きたいもの、大事にしたいもの、ほんとに心が揺さぶられるものに、ただ、真っ直ぐに向き合う、という、当たり前のことがひとつ、貫かれて描かれていたから気持ち悪さのようなものが無かった、ということか。
別れるなら別れる。別れても大事なもの、大切なものを思い出したら、また少し戻る。そしてまた始める。
人生、こんな一進一退、に見えることを、本人としては前進してることが連なっていくようなものではないか。
悪く言えば放置、よく言えば信じる、任せる。
空気のようなものが実は呼吸に不可欠な酸素。
スッキリしないものをスッキリできるようにする。
当たり前のことを当たり前にできる、実現できる。
そういう、ある種自然な営みが描けているものではないか。
だからどこか清々しい。
Regards,
Knz