新卒や若い頃は上司になる人は下に仕事振れて楽だよなあ、もっと現場で手を動かして身のある仕事しろよ
とか思っていた。
今はそれは何も知らない浅はかな勘違いだった、と思う。
部下には落とさないものでしゃかりきで考えて手を動かして、という仕事がかなりのボリュームで存在する。
その上で、部下には振れたらいいもので要求水準に満たないものは自分がリカバリする、ケツを拭く必要かがある。
チョンボがあれば自分だろうが部下だろうが関係ない。自分の所管であれば頭を下げて次回以降、繰り返すことは許されない。
もし出来なければ更迭、クビ、である。
このようなプレッシャーがある、とは若い頃にはつゆほども理解していなかった。
なんでもそうだが、自分が体験しないと真には分からんのだ。
自分の役割ごとに違う悩み、難易度がある。
自分が一番大変、とか思う人がいたら、それは大間違いだ、と今は思う。
社長だろうが、社員だろうが、そのレベル感は違えど、得られる喜び、その裏にある葛藤や苦しみ、悩みの数々は存在する、というのは変わりないのでは無いか。
楽してカネなんて稼げない。
対価は苦労の裏返し。
苦労の大きさ、難易度に応じて対価は払われるのだ、という当たり前のことをつくづく思う。
Regards,
Knz